はじめに
社内アプリケーションエンジニアをしていると絶対に避けられないアプリケーションのトラブル。我が社での経験から社内SEのトラブル対応がどんな感じか紹介します。私は割と場当たり的なタイプの人間ですので、優秀な社内SEと比較すると仕事の心構えがそりゃダメだろうと思われるかもしませんが、社内SEへの転職情報の1つとして、暇つぶし程度の読み物として見ていただければ幸いです。
ユーザ起因のトラブル
ユーザ起因のトラブルは防ぎようないのでやるしかないのですが、以下のようなことがしばしばあります。大概急ぎでの対応となるので、厄介です。
- アプリの操作ミス:よくあるヒューマンエラーです。同じミスを繰り返さなければいいのですが、残念ながら、何度も同じミスをしてくるので、内心「またか」と思ってしまいます。
- 簡単なエラー放置による複雑なトラブル化:1つのエラーは単純明快な場合でも、時間がないのかそれを放置して他の処理を動かすと別のエラーが発生し、単純なエラーが複雑に絡み合い、とてつもく難しいトラブルに発展することもありました。エラーは簡単なうちに解消するに限ります。
アプリ制約に関するトラブル
導入しているアプリケーションの制約により発生するトラブルがあります。その場合は、場当たり的な対応となりますが、アプリの仕様に合わせるのではなく、なんとか制約を回避することが必須となります。
- DBテーブルの更新:制約を回避するために、無理やり辻褄を合わせにいきます。リカバリしたあと、戻すのを忘れることもしばしば。
- 連携ファイルの更新:ファイルを直で書き換えて連携先システムに無理やり取り込ませます。誤って2回同じファイルを取り込ませてしまったこともありました。その際はかなり焦りましたが、上のDBテーブル更新で何事もなかったかのようにすることができました。
社内SE起因に関するトラブル
私は5年程度、現会社のに社内SEとして所属しておりますが、細かいところのアプリケーションの仕様までいちいち覚えておりません。ましてや他の人が構築したアプリケーションだとなおさらです。そのような状態ですので、社内SE起因でもトラブルはたまに発生してしまいます。
- 組織改正に伴う対応漏れ:特定の組織の廃止(組織コードの廃番)に伴う対応が漏れており、トラブルが発生するケースがあります。なので組織改正があるシーズンは大変億劫です。意識していても思いもよらないところの対応が漏れているので。。。
- イケてないロジック:考慮が足りてないロジックに伴うトラブルです。ただし1つ弁解すると、あまりにも業務部門が提示する要件がややこしすぎてシステム化できない場合、トラブルが起こることをある程度許容する(そもそも無理なのである程度あきらめる)ロジックもあります。お客様に売るわけでないので、イケてないロジックでも誰にも責められません(最終的にリカバリできればOK)。
- 他の人が作った何をしているのかわからないPGM:トラブルが起こって初めて気づく、引継ぎされていない他の人が作ったPGMです。これはもう仕方ないです。なぜならトラブルが起こって初めて知るPGMなのですから。我が社は引継ぎ文化がきっちりとしておらず、こういうことはよくあります。私自身もおそらく現職を離れるときがくれば、すべて引き継げる自信はありません。
まとめ
以上で、『【社内SEへの転職】社内アプリケーションエンジニアのお仕事、トラブルシューティングについて、我が社の経験を事例に』でした。
見返すと社内SEのトラブル対応は、初動はどうあれ、きちんとリカバリできればOKのように見えてしまいます。ITベンダーの頃と比較するとめちゃくちゃ緩いなと思えてしまいます(業界・会社の雰囲気にもよるかと思いますが)。
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