はじめに
intra-martのバージョンアッププロジェクトで、ベンダーに任せきりであったブラックボックス化していたサーバー運用の仕組みを、自社運用に切り替える際に学んだintra-martの稼働に必要不可欠なサーバーサービスをまとめます。
絶対に欠かことができないサービス
以下の3つです。これのどれか1つでもサービスが実行されていないと利用できません。
- Resin(WEBアプリケーションサーバ)
- IIS
- DB(postgre等)
intra-martにアクセスできない!となったときどこを見ればいいか
上記に記した3つは「サービス」から確認することができます。なおDBはpostgreSQLとします。
- Resin-app-0(デフォルトだとこのサービス名になります。)
- World-Wide-Web発行サービス
- postgresql-x64-16(下2桁はバージョン)
どれか1つでも実行されていなければintra-martにアクセスできなくなるのでサービス状況をひとまず確認してみてください。
1日1回はResinを再起動する運用とする方がいい理由
24時間365日の稼働でもいいですが、Resinの再起動は1日1回されるようにタスクスケジューラ―設定しておいた方がよいと思います。
理由は、Resinのサービスが再起動しないとintra-martアプリケーションないしはプラットフォームの変更したモジュールが反映されない代物も中には存在するからです。(少なくともjavascript、forma、ロジックデザイナー再起動は必要ではないのですが、APサーバサイドで動く何かとだけ理解してます。そこまで詳しくなくすみません。)
またResinに関わらず、上記3つのサービスもリフレッシュさせる意味でも再起動は行ってもいいのではと思います。
サービス再起動はPowershellのコマンドレットで以下のような感じで簡単に実行することができます。
Restart-Service -name <サービス名>
または、サービス停止と起動の時間を空けてアクセス不可の状態を作りたい場合は
Stop-Service -name <サービス名>
Start-Service -name <サービス名>
ですので、とりあえず夜間に1日1回サービスを再起動しておけば、変更が加わった際も翌朝には反映されるようになるので、再起動を意識的にしなくてよくなるのでおすすめです。
まとめ
以上で、『社内SEなら知っておくべきintra-martの正常稼働に必要な超基本の3サービス』でした。基本中の基本であることを最近知りましたが、この基本的な運用だけでも自社でできるようになれば、保守工数、導入・バージョンアップ工数を削減できると思いますので、検討されている社内SE同士の皆様は参考にしてみてください。