はじめに
社内SE業務で最もめんどくさいのが窓口業務。社内SEを目指す人なら思い浮かべる、指示を出すだけの簡単なお仕事と思われるかもしれませんが、私は社内SE業務の中で最もただただ時間が奪われ疲れるだけの何も得られない作業だと思っております。これがサラリーマン社内の宿命ですね。
超個人的主観ではありますが、社内SEの窓口業務がどれくらいめんどくさいか、実事例から小言をぐちぐちと語ります。
社内SEの窓口業務とは
概ね以下を想像されるのではと思います。そして概ね合っています。
- 社内ユーザからの問い合わせの受付:仕様調査依頼、トラブル対応・調査依頼、システム構築・改修依頼
- 外部ベンダーからの問い合わせの受付:業務部門への確認依頼、他ベンダーへの確認依頼
わざわざブログに書くくらい何がめんどくさかったか
社外システムとデータ連携する案件があったのですが、その案件で以下面倒なことが発生しました。その前にこの案件がどのような状況かを簡単に示します。
関係者相関図

筆者は図のとおり、保守ベンダー、外部システム担当、業務部門ユーザの窓口となっております。弊社システムは保守ベンダーに開発を一任しており、中身の細かな仕様については全くわからない状況です。(外部システムはもちろんわからない状況です。)
発生した本当にめんどくさい窓口対応
- 業務ユーザと外部担当者間での本番リリース時期の認識不一致:結論、業務ユーザ部門が合意を取ってなかったのが悪いが、何度も何度も外部システム担当から無理だと言われていると説明するが業務ユーザが駄々こねて理不尽に怒り散らし、想定の本番日が違うため、弊社保守ベンダーには本番にいつになるのか何度も何度も催促される、外部システム担当には何度も何度も本番リリース日を前倒しできないか折衝。理不尽な板挟み状態。結果、外部システム担当が折れて本番日の前倒しに成功しました。
- 設計完了間近で外部システム担当者の根幹の要件提示漏れ:今回プロジェクトの根幹と言える部分が、外部システム担当者の確認漏れで、手戻り発生しました。理由は気づかなかったためと。そう言われると仕方ないが、結局業務ユーザの意向調整(想定している業務に影響のないようになんとかしろ)、弊社保守ベンダーの対応可否、外部システムベンダーへの仕様確認などで仕様凍結後にラリーの応酬(筆者は中継地点)が発生しました。設計段階でちゃんと確認しとけよと本気で思いました。
- システム連携テスト直前に外部システム担当からの仕様制約の提示漏れ:外部システム担当者にクレームを入れるくらい腹立たしい内容でした。なぜ今回も設計時に気づかないのか、本当にあなたたちは設計してたのと本気で思いました。保守ベンダーか外部システム担当どちらかが折れるしかない状態となりました。どちらが折れるかでシステムテスト前(前営業日から)からラリー応酬(もちろん筆者は中継地点)、めんどくさすぎる事態となりました。なおまだ決着はついてません。本番日は契約期間のこともありもう変えれないので、本当にだるいです。
まとめ
以上で『社内SEの憂鬱。多方面からの問合せ窓口というただただめんどくさいだけの業務に対する小言』でした。各関係者とは異なり、不満の吐き先がなかったので、ブログにて書き殴りました。
社内SEを目指される皆様はこんなこともあるのだと認識してもらえたらと思います。
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